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【職員研修】ゲートキーパー研修会を開催しました

10月3日(木)ゲートキーパー研修会を開催しました。

「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、言わば「命の門番」とも位置付けられる人のことです。(厚労省HPより)

当日は校内のいじめ防止等対策委員会の教職員が中心となり、探究的手法を取り入れながら、研修を進めていきました。

教職員自身で自校の課題解決について研修を深めます

今回の研修内容はRAMPSの二次検査についてでした。
RAMPSとは子どもたちの「見過ごされがちな自殺リスク」を可視化し、予防に繋げるためのITツールのことで、東大の北川先生が開発されたシステムです。

最初に、生徒に対する二次検査の方法を動画で学び、その後教師役、生徒役に分かれてロールプレイを行いました。
ロールプレイ終了後は、やってみた感想をグループ内、全体で共有して研修を振り返りました。

貴重な意見がたくさん出されました

最後に県教育庁生徒指導課の指導主事様から、指導・講評と最新の情報提供をいただきました。

生徒指導課の指導主事様から指導・講評をいただきました

阿賀黎明高校では、RAMPSを「心の健康診断」と位置づけ、全校生徒を対象に定期的に実施しようと計画中です。今回の研修をとおして、実施についての理解が深まる同時に、検査手法のスキルアップが図られたものと思います。

RAMPSはとても優れたツールではありますが、ただ使えばいいのではなく、それを使う教師に「傾聴」する気持ちがあることが前提なのだと改めて感じました。生徒の発する言葉を否定することなくよく聞き、発する言葉の1つ1つの背景を想像しながら、寄り添って生徒に接していくことでその効果が最大限発揮されるものだと感じました。

研修で学んだことをとおして、RAMPSを正しく理解し、一層の積極活用を進めていき、生徒理解につなげていければと思っています。

阿賀黎明高校は生徒一人ひとりに寄り添った教育を実践しています。